人生目標の1は、妻や兄弟、隣人と喜びを共有できる人生である。
何故この目標を一番に掲げたかを説明しよう。ぼくの人生の最終局面すなわち臨終間際の時を想定して、このことに満足感を持って「諾」と言えればほとんど言い残すことがないくらいに思えたからだ。喜びは自分一人だと寂しい気がする。確かに密かな喜びがあって自分一人でそれを味わうという、腹の底から湧き上がる喜びというものもあるだろう。ただ、分かち合うという喜びは別にあって友情に通じる。誰と喜びを共有するかの一番は妻である。妻とは愛情で結ばれているが、友情を育むこともできる。僕らのような年老いた夫婦は、友情の方が貴重な気がする。ともにこの困難な時代を長く生きる仲間として、一番自分の近くにいるのが妻である。何があっても妻と共に生きて喜びを共有していきたい、というのが一番の目標になる。あとは近親の輪の順にともに生きる喜びを共有していきたい。兄弟にはせめて誕生日にメッセージを贈るようにしたい。隣人には地域住民と趣味の仲間があるが、いつも親切に接することを心掛けたいと思う。