開界録2019

ぼくの生きている実人生に架けられている「謎」を知ることから、一人で闘う階級闘争へ。

簡単な気分転換

今日体験したことはもしかしたら言葉の表現者だったら、ごく普通のことなのかもしれない。詩人というのは今自分が接している現実世界を超えて、意識が羽ばたく作用を経験的に知り抜いているのかも知れない。ぼくの周りに詩の製作者の友達がいないので確認しようがないが、おそらく詩作によって自分の意識を現実から飛躍させることによって、現実が違うように感じられることを知っているのだ。普段われわれの意識は現実から遊離することはなく、いわば現実に張り付いている。ところが何かの刺激によって普段の日常と違う環境で何か楽しいことや驚きがあると、新しい意識が生まれてそのできたばかりの意識から現実の今が見られると、全ては新しく生まれ変わったように見えるのだ。その新しい意識は例えば旅行者のような目をもたらせてくれる。その瞬間は何か懐かしい、優しさに包まれたような気分になる。

今日金沢の郊外の鶴来町の料理旅館のランチを食べに行った。初めて入る店でいつもと違う環境にしばらく居たことで、上記の感覚を味わった。本当の意味で、気分転換を味わったのかもしれない。今はその余韻でこのブログを書いている。